脳梗塞リスクも・・・新型コロナ“新症状”専門家に聞く(20/05/06)



新型コロナウイルスの症状は、これまでに発熱やせき、味覚・嗅覚障害、肺炎などがわかっていましたが、欧米では子どもの感染者を中心に、血管に炎症が起こる『川崎病』に似た症状が確認されていて、新型コロナウイルスとの関連性が疑われています。

川崎病は、主に4歳以下の乳幼児がかかる原因不明の病気です。全身の血管が炎症を起こし、高熱や発疹などの症状が出るほか、心臓の血管にこぶができ、狭心症や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります。1967年に小児科医の川崎富作医師によって最初に報告されました。

アメリカのニューヨーク市では、川崎病に似た症状で2~15歳の子ども15人が入院しました。そのうち10人が、PCR検査で陽性、もしくは過去に感染していたことを示す抗体が確認されました。新型コロナウイルスとの関連はわかっていません。ニューヨークのデブラシオ市長は5日、子どもがいる家庭に向けて「非常にまれですが、目立った症状として発熱・発疹・腹痛・おう吐などが子どもたちにみられます」と呼び掛けました。イギリスでは、人数の公式発表はされていませんが、現地メディアによりますと、これまでに少なくとも19人が高熱や動脈部の腫れといった症状で搬送されました。なかには重症化し、人工心肺装置『ECMO』が必要になった子どももいたといいます。同じような症例はフランスやイタリアなどでも確認されていて、6カ国で100人近くに上ります。

同じ血管に関する症状では、成人でも新型コロナウイルスが脳梗塞など血栓に関連する合併症を引き起こすこともわかってきました。アメリカのブロードウェーで活躍する俳優、ニック・コルデロさんは、合併症で右脚を切断しました。集中治療室で治療を受けていましたが、しばらくすると血栓ができるようになったといいます。このほかにも、脳梗塞や心筋梗塞、しもやけのような症状も関連が疑われています。

感染症学が専門の昭和大学医学部・二木芳人客員教授によりますと、こうした症状には血管に関連する障害が共通していて、新型コロナウイルスそのものが血管を攻撃するという可能性や、ウイルスが感染したことによって“免疫細胞が暴走”する『サイトカインストーム』が起きて、血管の内側の細胞を害することによって、血栓や炎症を起こすことが原因ではないかと推測されていますが、今のところ明確な関連性は証明されていません。また、比較的、若い世代に起こりやすいということで、小さな子どもも含めて注意していく必要があるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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