意識の高い不妊治療の医療費控除

意識の高い不妊治療の医療費控除

意識の高い不妊治療の医療費控除

 こんにちは、意識高い系メガネです。突然ですが、所得税の医療費控除に不妊治療費が使えるのはご存知でしょうか。

今回の記事は、その治療費のうち対象になるもの、ならないものを記事にしてわかりやすく解説していこうと思います。

 

医療費控除とは

 

 医療費控除1月1日から12月31日までの間に一定額を超えた医療費を支払った場合に確定申告を行うことで、「その医療費の金額をもとに計算された金額」を納めるべき税額から控除し、または還付を受けることができるものです。扶養に入っている入っていないは別にして、生計を一にしている配偶者・親族のものは一括することができます。

10万円をその対応金額は以下の式で算出されます。限度額は200万円となっています。

『実際に払った医療費 ー 保険等で返ってきた・支給されたお金 ー A = 』

 

Aは①10万円、②総所得金額が200万未満の人は総所得金額×5%のいずれか小さい金額

 

 

https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/05/37.htm

 

不妊治療のうち対象となるもの

 

・交通費

 交通費も対象になります。ですが、公共交通機関以外のものは対象外になります。そのため、通院に自家用車で行った場合の駐車場やガソリン代は対象となりません。タクシーも公共交通機関ではないため対象とならない点に注意が必要です。

 

・医師による病院の紹介状(手数料部分)

 医師による病院の紹介状手数料分についても対象となります。

 

・精子や卵子の凍結保存、保管に関する費用

 精子や卵子の凍結保存料、管理料も対象となります。

 

・人工授精・体外受精・顕微授精の費用

 人工授精や体外受精にかかった費用も対象となります。海外での治療も対象となります。 

治療用に処方された薬、漢方薬局で購入された漢方薬(医薬品かつ治療用のものだけとなります)も対象となります。

 

・子宝マッサージや整体施術等の費用

 あん摩マッサージ指圧師、鍼師、柔道整復師、灸師によるこれらの治療も対象です。ただし、あくまで国家資格保持者の治療として行われたものだけが対象となる点には注意が必要です。言うまでもありませんが、不妊治療以外の普通に受けるものは「身体の治療」であっても対象外となります。

 

・タイミング法の費用

 妊娠しやすいタイミングを医師から指導を受けるタイミング法による治療も対象となります。

 

・排卵誘発剤

 卵胞を育てるための排卵誘発剤も「治療」に該当するため、対象となります。

 

・排卵消耗品の費用

 こちらも治療に該当して対象となります。

 

・子宮卵管造影検査の費用

 卵管の通過性を調べる子宮卵管造影検査も「治療」に該当するため、対象となります。

 

・FTの費用

 卵管鏡下卵管形成術(FT)は卵管の詰まりや狭さを「治療」するものであるため、対象となります。

 

対象にならないもの

・予防注射

 予防注射等の「治療」ではなく「予防」に該当するものは対象になりません。

 

・排卵検査薬、妊娠検査薬の購入

 検査薬の購入費用は領収書があっても「検査」であるため対象になりません。

 

・超音波検査、血液検査、精液検査、ホルモン検査、出生前遺伝学的検査

 上記と同様の理由で「治療」ではないため、検査費用も対象になりません。

 https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/05/80.htm

 

・マタニティエクササイズ、マタニティヨガ

 マタニティエクササイズは妊婦でもできるように考えられたエアロビクスであるため、「治療」と関係がありません。目的も出産のための体力作りや体重管理であるため、対象とはなりません。マタニティヨガも妊娠中の不快症状の予防・改善を目的としており、「治療」ではないため、対象とはなりません。

 

・宿泊費、差額ベッド代

 通院の際の宿泊費や1~4人部屋を希望した場合の差額ベッド代も対象とはなりません。

 

・サプリメント(ビタミン剤等)の購入

 こちらも「治療」に当たらないため、対象とはなりません。治療用でない漢方薬もこちらに該当して対象となりません。

 https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/05/39.htm

ちなみに判例はこちら

https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/soshoshiryo/kazei/2015/pdf/12760.pdf

 

いかがでしたでしょうか、わかりにくいものは直接治療を受けた医院等に聞いてみると良いと思います。

不妊治療はお金が多くかかるものですので、こういった控除を上手に活用していきたいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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